刺身マグロ30万トン割れ強含み、水産庁が需給見通し

2017年9月22日

 水産庁は15日、2017年度第2回まぐろ需給協議会(座長・婁小波東京海洋大学教授)によるマグロ需給見通しを発表した。1~9月の刺身マグロ供給量は22万1000トンにとどまる見通し。10~12月の供給量は近年7万トン前後であることから、東日本大震災が起きた11年以来、年間の供給量が30万トンを割る可能性が高くなってきた。

 7~9月の生産量は前年より、やや減少すると見込まれる。遠洋漁業の西経漁場で漁獲が少なく、インド洋・フリーマントル沖の漁獲物は例年より少し高い相場で推移している。輸入量も前年より減少している。8月に運搬船で搬入されたものはビンナガの割合が多く、メバチは少ない。

 卸売価格は全体的に強含む。特に赤身は冷凍メバチが品薄で、異常に高い。品質が特別よくなくても前年より330円高くなっている船もある。消費は8月の旧盆商戦は比較的よかったが、赤身の高騰が続けば、かなり厳しい状況が続く。価格が落ち着いている脂物の方が売場に並べやすい状況だ。[....]