冷マグロ電子タグで99%判読、漁業団体など実証実験

2017年6月22日

センサーをマグロに向けるだけでビビッと複数本を読み取ってゆく

センサーをマグロに向けるだけでビビッと複数本を読み取ってゆく

 電子タグの付いた冷凍マグロの情報を陸揚げ時に読み取る実験が20日、神奈川・三浦市の三崎漁港で行われた。

 マグロの管理に電子タグを活用する取り組みは、水産庁の「包括的な国際資源管理体制構築事業」のもと、漁獲管理と将来の流通トレーサビリティへの活用を念頭に、責任あるまぐろ漁業推進機構(OPRT)、田中船用品(東京・江東区)、富藤製作所(東京・荒川区)の3者が開発を進め5年目。マイナス60度Cの超低温でも壊れない電子タグの開発は技術面ではほぼ確立。読み取りセンサーも、陸揚げする板台の両端に設置するポール状からハンディータイプへと進化させてきた。

 今回実験したのは、神奈川県立海洋科学高校の実習船・湘南丸(菅原敬船長)が漁獲したマグロ。近距離通信技術(NFC)を使って緯度・経度と日時を記録した電子タグを、生徒たちが水揚げ処理と同時に添付した。多くのマグロにタグ付きマグロが混ざる中で行われたが、ハンディー型センサーは確実に情報を取得。100本中99本の読み取りに成功した。[....]