冬の味覚日本海ズワイ漁解禁、初セリで一尾30万円台

2016年11月8日

福井・三国港での解禁初日のセリ。一尾30万円にどよめきも

福井・三国港での解禁初日のセリ。一尾30万円にどよめきも

 日本海沿岸の富山から島根までの1府6県で6日、ズワイガニ漁が一斉解禁となった。海上がシケて石川県内は全船が操業を見合わせるなど波乱の初日となった。水揚げがあった浜でも早期の操業切り上げで漁獲量が少なめ。福井県内はオスガニ一尾30万円台が相次く異例の展開の幕開けとなった。

 福井県で越前町に次ぐ産地の坂井市三国港でも、同港を拠点とする底びき網船11隻が解禁に合わせて全船出漁した。「普段は10回ほど網入れするところがシケで2回しか入れられなかった」(JF福井漁連三国支所の村田直也所長)こともあり、オスは828キロ(前年1680キロ)と半減。メスに至っては428キロ(4200キロ)と10分の1にとどまった。

 午後6時から始まったセリで、「越前がに」の中でも最高級ブランド「極(きわみ)」が史上最高価格の一尾30万円(前年7万円)で落札されると、どよめきが起きた。最高値に引っ張られるように価格は高値推移。一方、越前町は一尾37万円(10万4000円)の福井県史上最高値が付いた。

 前シーズンは県内の漁獲金額は21億2100万円と過去最高を更新。村田所長は「今冬は寒くなるようなのでシケとの兼ね合いになる」としながらも、2年連続の好成績に期待していた。日本海のズワイガニ漁は、オスが来年3月20日まで、メスは年内いっぱいまで続く。[....]