全国消費地に秋の主役生サンマ、量まとまり盆前の半値

2017年8月17日

待ちわびた本格入荷にひと安心(16日、仙台市場)
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待ちわびた本格入荷にひと安心(16日、仙台市場)

 サンマ棒受網操業の本格化に伴って盆休み明けの16日早朝、全国の消費地市場で生鮮物の入荷がまとまった。築地で1万箱(2キロ箱中心)を超え、東北の拠点市場・仙台でも「盆前の数十倍」(卸筋)となる約12トンが上場。小型主体で評価はいま一つだったが、それでも待ちわびた〝秋の主役〟の大量入荷に市場は大いに活気づいた。

 東京・築地市場には15~16尾入りの2キロ箱を中心に計1万3797箱が入荷した。数量は「例年並み」(卸筋)だが、サイズは一尾125グラム前後の小型が主体で、品質は「漁場の遠さが響いてか、鮮度がいま一つ」の評価。卸値はキロ1200~800円だった。

 卸筋によると、例年はもう少し高いが、魚体の小ささと鮮度が影響した。漁場はロシア海域で、小型船は1昼夜半から2昼夜半かかる遠さ。氷を多く積めないため、「鮮度も落ちやすいのでは」とみる。

 大阪市場にも道東(根室、厚岸、釧路)産がまとまった。販売数量はうおいち8000キロ、大水が556キロ。13~15尾入りの2キロ箱がキロ2000~1200円。「末端で売りやすい水準」。

 卸筋は「今月20日に大型船が出漁すれば、さらに上向いてくるはず」と期待を寄せる。[....]