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全国イカ18年も最低更新、23%減4万1700トン

2019年2月19日

 JF全漁連のまとめによると、昨年の全国のスルメイカの水揚げは生鮮、冷凍合わせて4万1697トンと全漁連の1984年以降の統計史上最低だった前年を23%も下回り、ワースト記録を更新した。平均単価は1%高のキロ567円と、不漁の“圧力”に抗しきれず、2年ぶりに上昇に転じた。

 国内スルメイカ漁はこれで5年連続の前年割れ。各年の減少幅も大きく、2014年に14万トン超あった生産規模は、5年間で3分の1以下に縮小した。 生鮮の水揚げは19%減の2万8427トン。主力の北海道が道南から日本海側での漁獲不振により11%減となったほか、本州も山陰や九州の一部を除いて軒並み振るわず、全体として地盤沈下が進んだ。冷凍は生鮮以上に深刻で、合計で30%減の1万3270トンにとどまった。日本海漁場での不漁に加え、大和堆付近での外国漁船の違法操業問題も支障となり、北海道(函館)、山形、八戸、石川の主要産地全てで前年より減少した。

 平均単価は生鮮が1%高の548円、冷凍が1%高の608円。高値圏の中わずかながら前年を上回った。原料イカ相場は16年の不漁に端を発した高値形成で製品販売が停滞し市場縮小を招いた“反省”から、下方修正が図られてきていたが、再びの上昇を余儀なくされた格好だ。[....]