伊藤滋・日冷食会長/来年は五輪と冷食100周年の年

2019年12月12日

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①「冷食の魅力新たな取組で」と語る伊藤会長②冷凍食品100周年のロゴ

 日本冷凍食品協会の伊藤滋会長は10日、東京・豊洲のマルハニチロ本社で年末会見し「コストアップや人手不足など課題も多いが、来年は東京五輪や冷凍食品100周年もあり、新たな取り組みを通して冷凍食品の魅力を伝えていきたい」などと述べた。要旨は次の通り。

米中貿易摩擦などで世界経済の先行き不透明感が漂い、国内も個人消費が弱い状態になっている。深刻な人手不足や物流コストの増大なども大きく影響している。消費増税はキャッシュレス・ポイント還元事業など各種対策もあり今のところ冷食への影響は大きくない。ただ外食向けの業務用冷食は台風など自然災害の影響を受けている。

コストアップに関しては主要魚種の価格が高騰したほか、配送ドライバーなどの人手不足や物流費の上昇、働き方改革による賃金上昇などがある。人手不足は深刻な問題だ。冷食生産は労働集約型の部分は欠かせないが、人工知能(AI)など省人化も重要。

来年は北海道森町で水産物を凍結する日本で初めての本格的な冷蔵庫が造られてから100年を迎える。「冷凍食品100周年」として本日、ロゴを発表し、冷凍食品の魅力を伝える新たなPRにも取り組んでいく。また訪日外国人が日本の冷凍食品を知るきっかけをつくりたい。冷凍食品アンバサダーとし起用している三國清三シェフとともに東京五輪のタイミングでPRしていきたい。[....]