今後5年の卸売市場行政、大豆生田清志・食料産業局卸売市場室長に聞く

2016年1月13日

築地市場最後の初市の様子

 向こう5か年の卸売市場行政の方向性を盛り込んだ、第10次卸売市場整備基本方針が間もなく策定される。昨秋に原案が公開され、その全容が明らかとなった。全市場が各個に設定する、「経営展望」がカギを握る新方針について、所管する食料産業局食品流通課卸売市場室・大豆生田清志室長に聞いた。

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 各卸売市場がそれぞれの戦略をうたった、経営展望を一層実のあるものにしていくことが最大のポイントだろう。平成26年度に開かれた「卸売市場流通の再構築に関する検討会」でいただいたご意見についても最大限取り入れた。

 卸売市場を取り巻く環境は、地域ごとに違い、それぞれの市場に求められる役割もさまざま。全国一律で国が指導する時代ではなくなっている。そこで、開設者、卸売業者、仲卸業者、そのほか市場関係者の皆さんで連携を取り合い、各個の戦略を練ってほしい、ということでこんな形にした。

 卸売市場はそれぞれ、経営展望に取りまとめた戦略的な視点から、産地連携や消費者ニーズへの対応、低(定)温管理の強化などを、必要に応じて進めていってほしい。[....]