今年の宮城養ギンザケ2万尾増の1万2550トン予想

2017年2月7日

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海上イケスには前期を17トン約2万尾上回る稚魚が搬入された

 宮城県産養殖ギンザケの平成29年予想生産量は前年比400トン増の約1万2550トンとなった。JFみやぎの調査で海上イケスに搬入した稚魚が約2万尾増えたことを確認。前期が東日本大震災後でいちばんの不漁(低い成長倍率)だったことから、「普通に育てば400トン前後の増産が確実」な見通しになった。出荷は来月下旬にスタート、8月上旬まで行われる。

 JFみやぎの聞き取り調査によると、29年の生産体制は経営体59件(前年59件)、イケス216基(216基)、イケスへの稚魚搬入量1141トン(1124トン)、尾数ベースで663万尾(661万尾)だった。この結果、推計される予想生産量は1万2551トンとなり、昨年実績1万2159トンを392トン上回る。主要系列別ではJFみやぎ3230トン、日清丸紅飼料2430トン、太協物産1490トン、ニチモウ1080トン、グルメイト660トン(いずれも概数)。

 生産者筋によると、2月上旬現在、漁場周辺の海水温はおおむね安定的に推移。養魚の餌食い(成育)は全般に「まずまず順調」。前期の不漁、今期の稚魚搬入量の増加を加味して「よほど成育が鈍らない限り、前年の生産量は超える」とみる関係者が多い。

 浜値は「大崩れはない」との見方が支配的。競合するチリ産の内販価格が堅調なこと、水産商材全般で供給が減少、相場が上昇傾向にあること、それに伴って加工業者の原料事情が厳しさを増していることなどが理由で、”下げ材料”ほとんど見当たらない状況にある。[....]