五輪を豊洲移転期限とせず、新市場建設協議会で業界側

2017年9月20日

7月28日以来およそ2か月ぶりに開かれた新市場建設協議会

7月28日以来およそ2か月ぶりに開かれた新市場建設協議会

 第21回新市場建設協議会が16日、東京・築地市場で開かれた。変更を完了した環境影響評価(環境アセス)と追加対策工事などの補正予算を説明し、委員に意見を聞いた。業界委員は要望事項への速やかな回答を求め、東京五輪・パラリンピックを移転協議の期限に用ないようにくぎを刺した。

 協議会の会長を務める村松明典中央卸売市場長は豊洲市場の木製造作物で起きたカビ発生問題を陳謝し清掃が完了したことを伝えた。当初は2018年春から秋としていた開場時期のめどを追加対策工事が6月上旬完了見込みであることから「18年6月上旬から秋にかけて」と、修正した。

 水産仲卸代表の早山豊東京魚市場卸協同組合理事長は、7日に都に提出した組合としての要望事項で期限とした22日までに前向きな形で回答をするよう改めて要請。小池百合子知事の示す基本方針に不明瞭な部分が多い中、「築地再開発ではもう少し踏み込んだ検討を」と希望を伝えた。

 水産卸代表の伊藤裕康東京都水産物卸売業者協会会長は、待機駐車場への屋根敷設などを含む要望事項4項目が補正予算でも無視されていると憤慨。東京五輪に伴う環状2号線地上部道路開設と築地市場の輸送拠点化構想が、豊洲移転の早期実現の議論と分けて進んでいる状態を危惧する声も出た。[....]