予想外?高値のカニにも動き、2016年末主要商材

2016年12月8日

 今年の年末商戦は、国内産地の水揚げが近年になく少なく、輸入商戦も為替が円高に振れても回復しなかったことで、前年以上に厳しい供給減・相場高の展開が予想されていた。ただ個別品目ごとにみていくと割安感が出ているものもあり、異常高騰したカニなども年末にはやはり欠かせないと徐々に動きが出始めた。これを受け「極端な販売の落ち込みはないのでは」とする見方が広がっている。

 高値商材が相次ぐ中で、今年は前年並みの相場を維持した商材の中から拡販商材が散見されている。タコ、エビ、カズノコなどがその典型である。タコは他の主力年末商材が高い値位置にある中、利益商材として昨年に続き販売強化する動きがあるという。エビも、天然有頭エビは厳しいが、アルゼンチンアカエビや養殖バナメイが潤沢で、価格も値頃で売れ行きがいい。カズノコは価格に変化はないが、同じ魚卵のイクラが超高値になったことで注目を集めている。

 相場の上昇が見込まれているのがマグロ、ブリ(ハマチ)、カニ製品、イクラ。特にロシア産が急減したカニ製品と、秋サケ不漁が直撃したイクラは、昔に戻ったかのような高値圏となっている。イクラは国産の価格高騰があまりに激しすぎ、産地メーカーには厳しい年越しになりそうだ。

 マグロは赤身の品不足で値上がりが見込まれるが、養殖ブリの販売は比較的安定している。サケ・マスが全体的には値を下げている中で、トキが小型に偏ったことなどから、昨年の相場感よりは安い。[....]