丸魚しか売らない店「おかしらや」フーディソンが開店

2017年2月20日

丸魚の対面販売と会計だけの「おかしらや」の店内

丸魚の対面販売と会計だけの「おかしらや」の店内

 水産物卸や小売を手掛ける㈱フーディソン(山本徹代表取締役CEO)は16日、東京・品川区旗の台に新業態の鮮魚店「おかしらや」をオープンした。丸魚専門店の位置付けで切身や加工品の販売は行わない。加工場が不要な分、店舗は小さく、加工技術をもった従業員も必要がないため、経費を抑え格安で販売できるという。
 店内はわずか5坪(約16・5平方メートル)のスペース。バックヤードは魚箱と製氷機があるだけで、包丁もまな板もない。魚種も3種から多くて5種に限られる。客が店内で魚を選び、袋に詰めて会計するだけの極めて簡素な魚屋だ。
 ただし、大量に揚がる魚を狙い、卸売業務の一環として大量に購入できるため、仕入れ価格は低い。支出の大部分を占める賃料や人件費も大幅に削減され、採算分岐点を他店よりも低く設定できる。
 自分で捌ける人にとってみればお得な店。捌けなくても「これだけ安ければ、多少苦手でも損はない。挑戦してみようと思える」ことから、価格や鮮度に興味をもつ客で16日は長蛇の列ができた。同店は魚の捌き方や簡単な調理法を記した資料を配布、ホームページには調理動画も掲載している。
 山本CEOは「当社にとってもチャレンジングな業態」と話し、2号店以降も計画しているという。[....]