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[1070]中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第15回年次会合の結果について

2019年3月7日

 ◇熱帯マグロは現行措置を2年延長

 ◇太平洋クロマグロ増枠は再度議論

 昨年12月10日から14日まで、米国、ハワイ州のホノルルにおいて中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第15回年次会合が開催されました。主な結果は以下のとおりです。

・熱帯マグロ(メバチ・キハダ・カツオ)

 現行措置の見直しについて議論が行われた結果、現行措置の2年間(2019年・2020年)延長が合意されました。

(1)まき網(熱帯水域)

 小型魚を多く漁獲する集魚装置(FAD)を用いた操業の規制について、排他的経済水域(EEZ)内は3か月、公海は5か月。公海におけるFAD操業の禁止の対象は、島嶼国がチャーターする船にも適用FADの個数制限として、1隻あたり常時350個以下とする。

 公海における操業日数制限は、島嶼国がチャーターする船にも適用。島嶼国メンバー以外は大型船の隻数を凍結する。

(2)はえ縄

 メバチの漁獲枠は昨年同様の規制水準とする(我が国は1万8265㌧)。

・太平洋クロマグロ

 2018年9月の「北小委員会」で結論が出なかった、「増枠*」と「繰越し」について、以下のとおりとなった。

(ア)「増枠*」

 2019年の会合において、資源の状況を確認した上で、再度議論。

(イ)「繰越し」

 その年の漁獲上限の未利用分(当該年漁獲上限の5%まで)は、翌年に繰越可能。(2019年の未利用分から適用し、2020年の漁獲枠に繰越し)

*2018年9月の「北小委員会」では、漁獲上限の見直しについては、合意に至りませんでした。

 これを受けて、「来年の会合においてISC(北太平洋まぐろ類国際科学小委員会)が資源の状況を改めて確認した上で、増枠に関する決定を行う」旨の北小委員会の議長提案がなされましたが、我が国は立場を留保していました。今回の年次会合において、我が国は立場の留保を取り下げました。

 次回の年次会合は、2019年12月にパプア・ニューギニアで開催される予定です。

(水産庁国際課)