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[925]中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第8回年次会合の結果について

2012年6月18日

2012年3月26日から30日まで、米国グアムにおいて開催された、中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第8回年次会合の結果についてお伝えいたします。

この会合にはメンバーである日本、韓国、中国、豪州、ニュージーランド、太平洋島嶼国、EU、台湾、米国などの25の国や地域、その他協力的非加盟国等が参加しました。

今回の会合では、08年の第5回年次会合で合意されたメバチ・キハダの保存管理措置の改正に向けた議論が行われましたが、主要項目で各国の意見が対立し、ほかにも討議すべき議題が多く、十分な議論ができなかったため、議論が収束せず、新たな保存管理措置の採択は次回会合に持ち越されました。

一方で、今回何も合意に至らなければ、無規制に近い状況に陥ることが懸念され、1年間の暫定的措置として以下が合意されました。

  1. 1.2および3を除き、既存の措置を1年間延長。既存の措置とは、巻網漁業について、集魚装置を用いた操業の3か月禁止。延縄漁業について、メバチの漁獲を01?04年の水準から30%削減し、キハダの漁獲を01?04年の水準より増やさない。
  2. 2.PNA(ミクロネシア、パプアニューギニア、キリバス、パラオ、ソロモン諸島、マーシャル諸島、ナウル、ツバル)は、EEZ内の巻網操業隻日数が10年レベルを超えないよう管理する。
  3. 3.西部ポケット公海(ミクロネシア、パプアニューギニア、パラオ、インドネシアに囲まれた公海)の巻網操業は、フィリピン船36隻のみが限定された条件で操業を再開する。
    また、すべての漁業について、資源の減少が懸念されているヨゴレ(サメ)の所持を禁止し、生きている場合には放流するという措置が採択されました。このほか、日本、米国、EUが、熱帯水域の巻網漁船の隻数を現状で凍結し、将来的には10年レベルまで削減する、との共同提案を行いましたが、次回会合まで継続 協議となりました。

漁獲証明制度や寄港国措置などについても、継続協議となりました。なお、第9回年次会合は12年12月にフィリピンにて開催される予定です。
(水産庁国際課)