中国HACCP日本初取得、宇和島のイヨスイ養殖ブリ

2017年5月11日

劉社長(左)から認定書を受け取る荻原社長

劉社長(左)から認定書を受け取る荻原社長

 中国HACCPの日本での第1号認証を、愛媛県宇和島市の水産会社イヨスイが養殖ブリで取得し、9日に同本社で中国の認証会社CCIC(中国検験認証集団有限公司)ジャパン㈱の劉暁康社長から認証書を受け取った。荻原達也社長は「認証の取得で中国におけるブランド力の向上が見込める。今後も衛生管理の向上に取り組み、中国だけでなく輸出増加に向けて取り組みたい」と意欲を語った。

 中国のHACCP制度は1992年から始まり国内で2000超の企業が取得しているという。野菜、畜産、乳製品など多岐にわたるが、水産向けのP基準が体系的に出来上がったのは2005年で、これまでシンガポールの1社だけだった。イヨスイは国外の水産企業では国外で2番目の取得になる。

 養殖ブリやタイを大きく扱うイヨスイの年間売上高は約105億円。このうち海外向け販売は3割に上る。主力は米国向け。EU・HACCPも昨年9月に取得しており、欧州連合(EU)向けの販売にも取り組んでいる。荻原社長は「人口比率で考えたら中国には、米国の4倍の2万4000トン程度は輸出できるはず。そのうちの1割くらいのシェアを目指したい」と、将来的な展望を示した。[....]