上半期水産物輸入近年最多8500億円、輸出9割回復

2019年7月31日

 財務省が30日に発表した6月の貿易統計によると、水産物(非食用を含む)の輸入は前年並みを維持し、輸出は金額が前年並みに近づいた。この結果、1~6月上半期では、輸入はわずかに前年同期を上回り、輸出は金額で9割強にとどまっている。

 輸入実績は、数量が前年同期を6・0%上回る118万3727トンとなり、金額も3・8%多い8556億8900万円となった。長期的なジリ貧が続く中で、数量は低迷した前年同期を上回って2年前の水準を回復する一方、国際的な価格競争を背景に調達コストが高値で安定していることで、輸入額は2008年以降で最多を更新した。主要品目では、サケ・マスがチリギンの増加でおよそ13万5000トンと前年同期より11・1%増えたほか、冷凍ニシンも北米の回復で3割ほど増加し、北欧のサバやアジも増えた

 輸出は引き続き伸び悩んでいるものの、年明け直後に半減して以降はおおむね8割方の輸出量を維持している。1~6月では前年同期比23・5%減の35万750トンでなお2割以上落ち込んでいるが、輸出額は1424億472万円で7・7%減にとどまり、単価高を反映している。[....]