上半期の水産物貿易縮小、輸入は円高響かず輸出足踏み

2016年7月29日

 財務省が28日に発表した6月の貿易統計によると、水産物は輸入、輸出とも数量が前年を大きく下回り、全体的に縮小が続いた。1~6月上半期では円高傾向にもかかわらず輸入の国際競争力は回復せず、輸出は逆風の煽(あお)りを受けて足踏み状態となっている。

 6月の輸入は18万トン、1224億円で、前年同月と比較して数量15・2%減、金額16・2%減と今年最大の落ち込みとなった。北米のニシンやスケソウスリ身、チリ産のギンなどサケ・マス全般、ウナギ蒲焼などが減少したためで、数量に伴い輸入額も大きく後退した。この結果6月までの上半期は112万4400トン、7545億円と前年同期比で数量6・1%、金額は6・8%減少した。

 輸出も6月こそ5万4578トン、約280億円と前年同月との比較では数量が4・4%減とマイナスが続いた。金額は逆に6・9%増と6か月ぶりにプラスに転じが、1~6月の累計は30万5300トン、1252億円と数量で5・0%昨年を下回り、金額は10・3%減と落ち込んで、2013年以降の急速な伸びを維持することができなかった。[....]