ミンク捕獲一頭目が石巻に水揚げ、太平洋沿岸調査捕鯨

2018年4月12日

解体所で計測されるミンククジラ

解体所で計測されるミンククジラ

 商業捕鯨の再開に向け、今月5日から地域捕鯨推進協会などが実施している太平洋沿岸域の調査捕鯨で10日、1頭目のミンククジラが捕獲され、宮城県石巻市の鮎川港に水揚げされた。

体長約6メートル、体重約2トンの未成熟の小型のオス1頭。JF太地町漁協(和歌山県太地町)の第7勝丸(32トン)が鮎川港の南西沖約20マイル(約37キロ)で発見・捕獲した。

 水揚げ後、直ちに計測や解体調査が行われた。胃の内容物を調べたところ、主にメロウドが検出された。採取した皮膚や耳垢(こう)栓(耳あか)はじめ標本は東京の日本鯨類研究所などの研究機関で詳しい検査を行い、年齢や性成熟の状態などを明らかにする。

 調査団長を務める同研究所調査研究部の磯田辰也主任研究員は「まずは1頭捕獲できて安心している。より多くの個体のデータを積み重ねられるよう、できるだけ捕獲していきたい」などと話した。

 太平洋沿岸域調査は、昨年開始された国の「新北西太平洋鯨類科学調査計画」(NEWREP-NP)の一環。ミンククジラが対象で、群れの再生産性の把握に主眼を置き、将来的な捕獲枠の算出などに必要な情報をより科学的・多角的な知見から収集している。10月末までに八戸港、釧路港でも調査を行い、延べ80頭を上限に捕獲する。鮎川港では5月上旬までの予定。[....]