マイワシ減少に転じ80万トン、水産庁18年TAC案

2017年10月26日

 水産庁は24日、2018年漁期(1~12月)のマイワシとマアジの漁獲可能量(TAC)設定に向け都内で意見交換会を開いた。提示したTAC案はマイワシが17年比6・5%減の80万トン、マアジが10%増の21万7200トン。マイワシが採用していた、TACの2割を留保枠として来遊状況に応じ振り分ける配分方法は、18年漁期からマアジにも導入する。

 太平洋系群で加入が良好なマイワシのTACは15年の43万5000トンから16年に80万4000トンへ激増し、17年も85万5000トンに増加。だが生物学的許容漁獲量(ABC)が再評価で下方修正され、18年のABCは太平洋系群が70万4000トン(17年は73万5000トン)、対馬暖流系群も9万6000トン(12万1000トン)に減った。

 漁獲量は昨年同時期を上回り道東沖では濃密な魚群も報告されている。「漁業者の実感として資源は増大している。最新情報を加えながら必要な場合は再評価をしてほしい」といった意見が出た。

 マアジは太平洋系群で資源水準が低位になり、減少の歯止めが管理の基本方針に掲げられたことで、ABCは9200トン(1万2500トン)が提示された。

 留保枠には「資源と枠がありながら漁業ができないことのないように」と対応を求める声が出た。[....]