ホシガレイ種苗コスト6割減で大量生産へ、東北区水研

2018年7月17日

 水産研究・教育機構東北区水産研究所宮古庁舎は、「幻の高級魚」と呼ばれるホシガレイ種苗の生産コストを6割削減し、ヒラメ種苗同等の単価で生産する技術を開発した。今年度は放流用種苗として40万尾の量産化にも成功。17日には福島、宮城に続き岩手・宮古でも同種苗を放流し、地域重要魚種の資源増大に貢献が期待される。
 同舎は①閉鎖循環飼育による親魚養成②仔魚生産に「ほっとけ飼育」の導入③特定波長光照射飼育による中間育成-を取り入れた。
 ①で海水は少なく加温する重油使用量も削減できる②は仔魚の飼育水槽の中で初期餌料のワムシの培養も同時並行し飼育作業も簡素化。培養する60日間で延べ作業時間は、従来法の870時間に対し、ほっとけ飼育は300時間と、大幅な人件費削減にも寄与した。
 ③は緑色LED光照射により食欲増進、成長促進。放流サイズまでの飼育期間を通常の90日から70日へ短縮させることに成功し3割のコスト削減を実証。全長8センチのホシガレイ生産にかかる単価は、従来の200円から80円まで大幅に下げることに成功した。[....]