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ブランド草分け「越前がに」GI登録、JF福井漁連

2018年10月1日

農水省からGIに登録された「越前がに」。刻印のある黄色タグが目印

 農林水産省は9月27日、福井県産のズワイガニブランド「越前がに」を同省の地理的表示(GI)に登録したと発表した。登録番号は69で、申請者はJF福井漁連(平野仁彦会長)。水産物での登録は6例目。福井県では2017年11月に登録された小浜市の「若狭小浜小鯛ささ漬」に次ぐ2例目。
 毎シーズン、11月6日に解禁されて3月20日ごろまで漁獲される福井産のズワイガニは、90年以上にわたり皇室に特産品として献上されてきた同県を代表する水産物。1997年に全国で初めて黄色タグをハサミに取り付けることで他県と差別化を図ったブランドガニの草分けで、2007年には特許庁の地域団体商標として認められている。
 福井県の17年度のズワイガニ水揚げは、シケの多発によって前年を下回ったものの、20億円に迫る金額をキープした。15年に創設された「プレミアム越前がに『極(きわみ)』」の浸透による効果などで「越前がに」全体のブランド力も改めて高まっており、取引価格は堅調に推移している。
 今後、GI制度下で知的財産として取り扱いを受けることで、さらなる差別化強化とブランド保護の効果が期待される。[....]