正社員募集中

スルメイカ水揚げ昨年30年ぶり6万トン台、魚価高騰

2017年2月7日

全国スルメイカ水揚げ推移

 JF全漁連のまとめによると、平成28年の全国スルメイカ水揚げ(生鮮・冷凍計)は、全国的な生鮮漁の不振から、低水準だった前年をさらに40%下回る6万3650トンにとどまった。全漁連「イカ需給表」によると、国産スルメの生産量が6万トン台を記録するのは昭和61年(6万1000トン)以来で、30年ぶりの大不漁となった。原料不足の加速から、平均単価は90%高のキロ578円に跳ね上がり、加工業界に深刻な影響が広がった。

 生鮮は50%減の4万795トンと半減した。主力の北海道が太平洋側やオホーツクで不振が際立ったほか、三陸も八戸や岩手、宮城の各地で低迷。本州日本海、九州も前年割れと、振るわなかった。

 冷凍も北海道(函館)、山形はわずかに前年を上回ったものの、八戸、石川は前年に届かず、全体では6%減の2万2856トンと減少した。生鮮が大不漁、冷凍も低水準にとどまったことで、加工業者の買い付けは過熱。平均単価は生鮮が92%高の542円、冷凍が71%高の643円と高騰した。

 こうした不漁が加工業界に及ぼす影響は深刻で、さらに原料種のシフト、商品見直しを含めたイカ使用比率の抑制など、さまざまな対応が必要になるとみられる。[....]