スコットランド産シーフード⑦/成長産業化で人材確保

2018年8月27日

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スコットランドの水産物の魅力と課題を語るヒューズ氏

 スコットランドの水産物は多くが欧州や北米、アジアなど海外市場に仕向けられている。2017年の水産物輸出額はアトランティックサーモンを主体に前年比23%増の9億4400万ポンドに達した。ウイスキーなどを含めた食料・飲料品全体の輸出額の2割弱に相当するボリュームだ。
 「シーフードスコットランド」のパトリック・ヒューズ代表は、同地の水産物の魅力について、自然環境を背景とした「魚の品質」に加え、「(水産業で)働く人たちが非常に熱心で、信頼感があり、独自の取り組みを行っていること」と指摘。“さらに輸出を伸ばしていきたい」と目標を語った。
 一方、漁業、水産業では日本同様、「人材確保」が課題に浮上している。スコットランドの登録漁船の雇用者数は16年で約4800人と10年前(08年)に比べ1割余り減少している。ヒューズ氏は「最近、サーモン養殖業については若い人たちの間で人気が出てきた」とし、「漁業、水産加工業の技術進化が重要。それによりしっかりと利益の出る産業にしたい」と、成長産業化により人材確保に道筋をつけるビジョンを示した。人材確保対策としては、子供向け、ティーン向けそれぞれを対象とした人材育成プログラムも実施されているという。[....]