スコットランド産シーフード⑤/温度管理徹底サバ世界へ 

2018年8月21日

解凍原料を従業員が素早くフィレーに加工。右手前にあるのが管理番号札

 サバはスコットランドの漁船漁業による漁獲魚種のうち、トップの生産高(2016年実績18万8500トン、1億6900万ポンド)を誇る主要魚種。北東部に立地する老舗「デンホルム・シーフーズ」を訪ねた。
 同社はピーターヘッド魚市場から程近い漁港エリアに立地。約150年の歴史をもつ海運業などの産業グループ「デンホルムグループ」の一員で、グループの漁業会社と連携した一体的な生産、加工を行っている。主要扱い魚種のサバ、ニシンの生産量は年間約3万トン(原料ベース)。サバは3工場を保有し、250人が働く。原料はすべて英国周辺水域で漁獲される鮮度抜群の魚だ。これを状態のよいうちにいったん凍結してから、日々の生産に合わせて解凍して使う。
 凍結した原料は手切りでフィレーに加工。従業員にはそれぞれ番号を割り振り、誰がどの原料を切ったかを分かる。フィレーは機械により温度や重量をチェックし、品質保持に努めており、フィレーは大半が外部工場でスモークに加工されるという。販路は70%が輸出、30%が国内。輸出先は欧州諸国が中心で、一部は日本、韓国、台湾などへも販売されている。ロバート・ダシー・マネージングディレクターは今後、日本を含む「アジアでの販売を伸ばしていきたい」と、意気込みを語る。[....]