スコットランド産シーフード①/自然と人が育てる上質

2018年8月6日

豊かな自然と人の手を経て供給されるスコットランド産水産物

 英国の連合王国を構成する地域の一つスコットランドは養殖サーモンや浮魚、甲殻類など多彩な水産物を生産し、国内外のマーケットに安定供給している。恵まれた自然環境の中で育まれ、生産者の緻密な作業を経て作り出される鮮魚や加工品はプロの料理人からも信頼される高い品質を誇る。スコットランド産水産物の販売促進に取り組む「シーフードスコットランド」と、スコットランド国際開発庁の招きで生産現場を視察した。スコットランド産水産物の魅力、生産者の取り組みを紹介する。
 スコットランドは人口約540万人、総面積7・8万平方㌔、いずれも北海道と同等の規模をもつ。稼働漁船は2068隻、雇用漁業者は約4800人。漁業生産高はサバ、ニシン、ランゴスティーニ(ヨーロッパアカザエビ)、ホタテなどを主体に計46万4000トン、5億6000万ポンド(807億円)。英国全体の約6割に上るボリュームだ。養殖のアトランティックサーモン(16年、16万2800トン)なども含め60種類以上もの魚を生産、欧州の中でも屈指の水産物産地となっている。
 生産の維持には同地の自然環境が大きく寄与している。生産者や加工業者、ユーザーの料理人らにスコットランド産水産物の魅力を尋ねて回った皆一様に触れたのが自然環境の優位性だった。[....]