サンマ10万トン割れも、昨年下回る歴史的不漁の公算

2017年10月20日

 漁業情報サービスセンター(JAFIC)によると、8月1日から10月上旬のサンマの全国主要港水揚量は、昨年同期比4割減の3万トン強となる見込みだ。11~16日の水揚量も昨年から半減し、今後も大きな好転は期待できない。JAFIC担当者は「漁期全体で昨年の約10万9600トンを下回る可能性が非常に高い。10万トンに届く気配がない」と話しており、暗雲が立ち込めている。

 数量不足から、平均単価は9月にキロ426円(75%高)、10月上旬に270円(51%高)と昨年以上に高騰しており、日によっては300円台に達している。

 「魚の状況が非常によくない。資源量が悪く、漁期も遅れており、痩せ型主体。来年も悪い恐れがある」(JAFIC担当者)といい、漁期全体の水揚量が10万トンに届かなければ、1976年の約9万8000トンに匹敵する大不漁となる。

 東京・築地市場では30~32尾の4キロ箱主体で、卸値はキロ700~600円の高値。10月からはサンマをメニューから外す所も出てきており、急激な寒さも加わり、商戦が鈍化し始めている。[....]