サンマ資源量17年に次ぐ低水準、本格化9月下旬

2019年8月2日

過去10年間のサンマ水揚量と平均価格の推移

 水産庁は7月31日、2019年度の道東から常磐海域におけるサンマ長期漁海況予報を発表した。資源量は大凶漁の17年に次いで低い水準で、漁期を通じた来遊量は昨年を下回る見通し。9月上旬までに日本近海へ来遊が期待できる群れは極めて少なく、魚体も短く痩せたサンマが増えそうだ。

 水産研究・教育機構が日本海域から西経165度の海域で6~7月に行った表層トロール網による漁獲試験と、北海道立総合研究機構釧路水産試験場による6月の流し網調査、全さんま所属船が5~7月に実施しているサンマ棒受網漁船の公海操業結果などから予測を行った。

 それらによると、9月上旬までに近海への来遊が見込める1区(東経162度以西)と、9月中旬以降に来遊が見込める2区(東経162度‐西経177度)の分布量は97万トンと、前年(145万トン)の3分の2に落ち込んだ。03年以降では17年(60万トン)に次ぐ低い水準となった。[....]