[1060]サンマ漁業のロシア水域における操業上の注意について

2018年8月10日

 今年も、サンマ漁業の出漁の時期を迎えました。漁業者の皆様におかれましては、本年もロシア水域での操業を予定されていることと思います。2018年のロシア連邦200海里水域における漁獲割当量などは、17年12月の第34回日ロ漁業委員会における交渉の結果、全体の漁獲割当量は6万6062.2トン(前年対比135.9トン減)、サンマは5万3370トン(前年同)と決定されました。
 サンマの許可隻数枠は、前年と同様313隻です。トン数階層別では、30トン未満が185隻、30~50トンが25隻、50~100トンが15隻、100~350トンが88隻になっています。
 具体的な注意事項について申し上げます。皆様のご苦労とご努力により、違反件数は大幅に減少いたしました。しかし、ロシア水域操業においてロシア側の厳しい取締体制は変わらないと思われます。
 全さんまの作成した「さんま漁業操業のしるべ及び付属書」を熟読していただき、操業日誌記載時の転記ミスなどケアレスミスに注意を払うようにお願いします。一昨年は特に混獲魚について厳しい取り締まりが行われました。今年は、魚種として「いか」が「するめいか」に変更されています。ロシア水域において「あかいか」などの混獲が予想されますので、スルメイカ以外のイカを漁獲した場合は、速やかに海に戻すようにお願いいたします。
 また、混獲魚(スルメイカ、カタクチイワシ、サバ、マイワシ)の全てがⅡ区に割り当てられました(昨年はⅡ-1区ではサンマ、イカのみ)。皆様のご努力により、SSD・入出域通報(公海への無害航行を含む。)の送信については、スムーズな運用が行われるようになりました。
 今年から、公海への無害航行の通報が24時間前から、8時間前に変更となり、入出域通報と同じ時間になりました。運用はしやすくなりましたが、ロシアの境界線を越えるまでに、必ずどちらかを変更または取り消しをするようにお願いいたします。
 入出域の臨検は今年も混雑が予想されます。入域船はチェックポイントの西側に、出域船はチェックポイントの東側に並んで、臨検を受けてください。チェックポイントでの監視船へのVHF16chの呼び出しは、「しるべ25ページ」のルールに則り、きちんと呼び出してください。
 また、船舶位置情報(VMS)の欠落の対処として、位置報告控えをつけていただいていますが、位置控えが6時間毎から2時間毎に変更されています。忘れずに記録してください。
 昨年からデジタル式秤(検定付)を積むことが義務付けになりましたが、海況などの状況によってアナログ式秤を使用する場合も考えられますので、アナログ式秤(検定付)を忘れずに積んでください。
 最後になりますが、皆様のロシア水域での無事故操業と豊漁を祈念しております。
(全国さんま棒受網漁業協同組合)