サンマ漁、前年比10%漁のまま後半へ

2019年10月4日

 歴史的不漁に見舞われている今期のサンマ漁は、前年対比1割程度の水揚げのまま10月を迎えた。最近になって漁模様や魚体にはやや改善の兆しがみられているが、例年の盛漁期の状況には程遠く、当面厳しい生産が続きそうだ。

 例年なら9月はサンマの最盛期で、道東では多い日だと2000~3000トンの水揚げがある。だが、今年9月は一日も4ケタ台を記録せずに終わった。漁業情報サービスセンター(JAFIC)の漁獲集計サイト「おさかなひろば」によると、8~9月の生鮮サンマの累計水揚げ(速報値)は約4500トン。前年同期の1割強、近年最低の不漁だった2017年同期と比べても2割強にとどまった。

 今期は漁期序盤から薄漁、遠方漁場、小型組成という“三重苦”が続き、これがかつてない低水準の水揚げにつながった形だ。[....]