サンマ漁、前代未聞の水揚げ

2019年9月6日

 今期サンマ漁は盛漁期の9月を迎えてもなお、累計水揚げが前年同期のわずか1割程度と、著しい不漁に見舞われている。漁場ははるか遠方の公海で、魚体も小ぶりと「三重苦」の状況。漁業、加工、流通関係者からは「サンマで仕事ができない」「こんなことはかつてなかった」との声が漏れるなど、業界に衝撃が走っている。

 今期のサンマ水揚げは、主力の100トン以上の大型棒受網漁船が初水揚げした8月26日こそ全国で500トン超を記録したものの、その後は数トンから100トン台で推移。漁業情報サービスセンター(JAFIC)によると、9月3日までの累計水揚げは1063トンと、すでに1万トン以上を積み上げていた昨年の約1割。例年の盛漁期なら一日で水揚げしてしまうほどのボリュームしか生産できていない。道東の棒受網漁船の船主は「これだけの不漁は異常で、もはや天災だ」と訴える。[....]