正社員募集中

サンマ・イカ大衆魚不漁の一年、サバ・マイワシ小型化

2017年1月16日

主要鮮魚の年間水揚げ量

 漁業情報サービスセンター(JAFIC)によると、平成28年の水揚げ動向(主要調査港のみ集計)は、イカが昭和61年以来30年ぶりの大不漁となり、サンマも過去最低を更新した。マイワシとサバは資源が増加傾向にあるものの、小型主体で加工・鮮魚向けは少なかった。
 スルメイカは低調だった前年からさらに半減し、冬季発生系群の新規加入が少なかったことが要因とみられる。産卵時期の遅さから小型中心だったことも影響した。単価はキロ507円(前年比81%高)に高騰。各地で例年の2倍以上の値が付き、定置の加工向け原料は1000円まで上昇した。
 サンマは前年を下回り過去最低を更新した。11月上旬までは前年を上回るペースだったが、失速。漁場が年々東寄りへ離れていることに加え、台風の多さも影響した。130~140グラムの中型主体だった。単価は213円(3%安)と前年並みの高値となった。
 資源の増加傾向が続くマイワシは水揚げも増えた。8~10月には釧路と八戸で前年比2倍を水揚げしたが、高水温で120グラム以上の大羽は北上。70~90グラムの中羽・小羽主体だった。大半がミール・餌向けに回り、価格はかなり下落。単価は52円(9%安)。
 サバ類(マサバ・ゴマサバ)はマサバ太平洋系群が資源回復しているものの、全体では前年並み。秋以降は脂乗りがよく、加工原料として使えたとの声もある。単価は76円(4%安)だった。[....]