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サンマさらに減少し三陸南下10月中旬、水産庁が予報

2016年8月1日

 水産庁は7月29日、平成28年度サンマ長期漁海況予報を発表した。漁期前の分布調査で推定資源量は、昨年比で10%下回っており、来遊量は昨年からさらに減少すると見込んでいる。釧路沖に停滞する暖水塊が漁期初めの魚群来遊を拒むうえ、9月以降も漁場は沖合に形成されやすく、記録的な大不漁となった昨年漁期から好転する要素が極めて少なかった。
水産研究・教育機構(水研機構)東北区水産研究所が予報を取りまとめた。それによると、漁期初旬に漁獲対象となる日本近海の資源量は少ないうえ、釧路沖の暖水塊の停滞、津軽暖流の強い張り出しで親潮の南下が遅れ、来遊が困難な海況が続くという。そのため、大型船の操業が解禁する8月20日以降の漁場は択捉島沖以北で分散し、漁況は低調と見込んだ。
 9月中旬になると状況はやや上向くが、日本船の操業海域に来遊が見込まれる資源量自体が、昨年の89・5%にとどまる。海況も道東から三陸海域まで高めの水温で経過し、来遊を拒む可能性が高い。漁場は沖合に形成されやすく、分布が不連続で来遊量は変動が大きくなりやすいため漁獲量はまとまりにくく安定しない見通し。三陸海域への南下も平年より遅れ、漁場形成は10月中旬と予想。[....]