サバ缶需要高くツナ逆転、日缶協が16年生産統計発表

2017年6月29日

1~12月期水産缶詰の生産
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1~12月期水産缶詰の生産

 日本缶詰びん詰レトルト食品協会(日缶協)は27日、2016年の国内の缶・ビン詰、レトルト食品の生産統計を発表した。水産缶詰全体では1・3%増。需要が伸びているサバが15・8%増の3万7117トンと牽引した。サバは02年以降で最高でツナ缶のマグロ・カツオ類を抜いた。

 サバは1980年代をピークに漸減していたが、02年に1万8900トンで底を打ってから、健康志向の高まりを背景に回復。「水産缶詰はほとんどの品目で減っているが、サバ缶は需要が高く、異例の伸びをみせている」(同協会)。

 一方、サンマ(19・0%減)、ホタテ(14・6%減)、カニ(8・1%減)、イワシ(5・4%減)マグロ・カツオ類(2・4%減)は減少した。

 サンマは漁獲量の落ち込みが響き大きく減少。ホタテは北海道の4割減産が影響した。イワシは資源回復しているが、90グラムの楕(だ)円缶が主流で内容量を大きく増やせず、マグロ・カツオ類も13年に一部のブランドで内容量が減少してから伸びていない。ほかにはサケ(30・4%増)、イカ(2・3%増)、ビン詰のノリ(8・6%増)が増加した。[....]