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サバ原料難が八戸で深刻、水揚減に魚体小型でコスト高

2018年11月27日

 サバ加工の盛んな八戸で、原料難が深刻化している。三陸沖でのまき網漁の漁獲が振るわないうえ、魚体が今年も小型中心で、加工に適したサイズの供給が少ないためだ。原料確保の動きにより浜値は堅調推移しており、各加工業者は“割高”な買い付けを強いられている。
 7~8月はまずまずのスタートを切ったものの、盛漁期のはずだった9~10月に失速。11月にやや盛り返しているが、八戸市の集計では7月-11月21日の累計水揚げ(まき網漁業)は、前年同期比36%減の約2万700トンにとどまる。三陸沖の漁獲は「今期は一網当たりの漁獲量が例年に比べ落ちている」(産地関係者)と指摘され、水揚げの伸び悩みにつながっている。
 数量減に加え、加工業者を悩ませているのが、魚体の小型偏重だ。現在はマサバ主体で中心サイズは一尾200~300グラム。八戸の基幹の〆サバに向く加工原料は、一般に「400グラム以上」とされるが、このサイズは「全体の2割からせいぜい3割しかない」(加工業者)という。
 サバの小型偏重は4年前から続いている傾向だが、昨年は350~400グラム級の魚が増えるなど幾分大型化システム期待感もあっただけに、“小型化”した今期のアソートに落胆は大きい。[....]