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サバ今年も小型か、資源量は豊富と水研機構が長期予報

2016年8月3日

 水産研究・教育機構(水研機構)は1日、8月から12月の太平洋イワシ類、マアジ、サバ類の長期漁海況予報を発表した。マサバは3歳魚(2013年級群)を主体に、前年並みの好調な来遊量となる。ただ、期間前の調査で主群の魚体は依然として小さく、期待される秋漁も「急激な成長は考えにくい。平均体重は300グラム前後ではないか」(水研機構)と見通している。

 予報によると、犬吠埼以北で今年1~6月に漁獲された3歳魚は、26~28センチ、250~260グラム前後で、例年同時期に漁獲される個体と比べ、成長や成熟が遅い。昨年の秋漁は漁期を通して200グラム台の小型群が占めた。2歳魚(14年級群)も小型化傾向という。

 要因は定かではないが、資源の急増で餌が行き渡らず成長が鈍化する「密度効果」ではないかといわれる。まき網漁業者が「主群を巻けない」と言うほど魚影が濃く、残存資源も多い。例年なら索餌回遊を終えた秋に、三陸沿岸から犬吠埼で太ったマサバの盛漁期を迎えるが、水研機構は「今(250グラム前後)から一気に100グラムも成長するとは考えにくい。引き続き小型群が主体」とみる。[....]