クロマグロDNAチップ、水研センターが全遺伝子を解析

2016年2月1日

開発されたDNAチップ

 水産総合研究センターは1月28日、クロマグロの全遺伝子を解析できるDNAチップを開発したと発表した。このチップにより、クロマグロの生命現象に関する遺伝子の発現(遺伝子情報を読み込んで、それを基にタンパク質が作られること)量を迅速に解析できるようになった。養殖技術の向上につながると期待されている。
 太平洋クロマグロの資源減少で、人工種苗による養殖生産への期待が高まる一方、親魚の産卵成魚や仔稚魚期の生残率の向上、飼料効率の改善、共食い、衝突死の防止など、養殖生産には多くの課題が残されている。こうした課題を解決するには、クロマグロの生物学的特性の把握が急務とされている
 生物活動の基本単位は細胞で、主にタンパク質が中心となって働いている。タンパク質の成分や活動は、ゲノム上の遺伝子に基づくため、遺伝子がいつ、どこで、どのように働いているのかが明らかになれば、さまざまな生命現象の理解に役立つ[....]