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クロマグロ16年加入量は15年上回る、水産庁速報

2016年12月20日

 水産庁は16日、太平洋クロマグロの加入量水準について「2016年の日本海生まれおよび南西諸島海域生まれは、いずれも15年を上回る可能性が高い」と発表した。今回は16年生まれについての第2段階の速報。第1段階(10月)の速報では、ひき縄モニタリング船のCPUE(漁獲努力量当たり漁獲尾数)から、南西諸島海域生まれの回復傾向が発表されていたが、今回はすべてのひき網漁船による漁獲尾数で分析。調査精度を向上させても、加入の回復傾向が示された。また、新たに加わった日本海生まれの加入も、昨年より上向いたことも明らかにした。

 日本海生まれの加入動向は島根・隠岐諸島周辺で操業したひき網モニタリング船の9~11月のCPUEを指標に分析。16年のCPUEは13~15年平均の2・5倍、前年比1・3倍となった。

 南西諸島海域生まれの加入動向は、採捕した養殖用種苗の活け込み尾数(7~9月)を指標に分析。16年の養殖用種苗活け込み尾数は11~15年平均の1・5倍、前年比1・9倍となった。

 水産庁は北太平洋まぐろ類国際科学委員会(ISC)の勧告に基づき、水産研究・教育機構と協力し、太平洋クロマグロの加入動向のモニタリングを強化している。

 14年から、その年に生まれた太平洋クロマグロの加入量水準について、おおむね10月、12月、翌年5月、翌年10月の4段階で推定結果を公表している。[....]