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クロマグロ養殖で連絡協議会発足、ネットワーク構築

2017年1月25日

設立会合で「養殖マグロの輸出を」とあいさつする宮原代表

 全国のクロマグロ養殖関係者による全国クロマグロ養殖連絡協議会(Bluefin Japan)の設立会合が24日、都内で開かれ、活動をスタートさせた。同会の代表を務める水産研究・教育機構の宮原正典理事長は「(国内外の大幅な増産で)養殖マグロは競争が激しくなっている。全国の関係者が情報交換するためのネットワークが必要だ。完全養殖の受精卵の安定供給を目指すとともに、日本産養殖マグロの輸出促進を図りたい」と抱負を語った。

 設立会合には、マルハニチロや日本水産、極洋、東洋冷蔵、双日、長崎県まぐろ養殖協議会などが参加した。宮原理事長は「まだ広がりは不十分。今後も呼び掛けを続けていきたい」としている。

 設立後の記者会見で宮原理事長は「(大西洋クロマグロやミナミマグロの増産に加え)昨年はヨコワの池入れが非常に多かった。供給過剰で価格崩壊が起きるのでは、と養殖業者は危機感を募らせており、(何か手を打たなければと)待っていられない状況」と協議会の背景を説明した。

 国内のトロ商材の市場規模は年間4万トン余りが限界とされているが、近年は冷蔵クロマグロの中国や米国、香港、タイ国への輸出が伸びている。宮原理事長は「日本産養殖クロマグロは非常によい輸出アイテムになり得る」と指摘。今後、日本産養殖クロマグロを海外に売り込むための戦略を話し合い、政府に対し要望などを行うと述べた。[....]