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クロマグロ残枠繰り越し可能に、WCPFC会合で合意

2018年12月18日

 中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第15回年次会合が10~14日に米国・ホノルルで開かれ、太平洋クロマグロの保存管理措置について、余った漁獲枠を当該年枠の5%を限度に翌年に繰り越し可能とすることで合意した。水産庁は「枠を余した漁業者の我慢が報われる」と話している。
 9月の北小委員会で結論が出なかった増枠と繰り越しについて、余った漁獲枠を当該年の枠の5%を限度に翌年に繰り越せることで合意した。2019年の未利用分から適用し、20年の枠に繰り越せるようになる。「これまで関係国に理解を求めてきて特に反対なく合意できた」と同庁は説明した。日本が留保の立場を取り下げ、来年の会合で資源状況を確認したうえで、再度議論することとなった。
 熱帯マグロの管理措置については、現行措置の2年間(19年、20年)の延長で合意した。
 メバチは、昨年8月の資源評価で、「乱獲状態でも過剰漁獲でもない」という楽観的な評価に大きく変更された。昨年の年次会合では、日本が規制強化を求めたが、資源悪化の要因であるまき網の集魚装置(FAD)規制が緩和された。まき網国の米国が最後までFAD規制の緩和を強く主張。欧州連合(EU)も公海のFAD禁漁期間の撤廃を求め、韓国も緩和を求めた。はえ縄国の中国と台湾もメバチの枠拡大を狙い、緩和を求めたが、さらなる緩和は阻止され、現行措置の継続で合意した。[....]