クジラ料理継承24人が学ぶ 宮城県水産高で特別授業

2017年7月7日

生徒にトイ皮の剥がし方を指導する江刺部長

生徒にトイ皮の剥がし方を指導する江刺部長

 宮城県水産高校で4日、クジラ料理を学ぶ特別授業が行われた。捕鯨基地・鮎川(石巻市)の近くに所在することを踏まえた取り組みで、海洋総合科フードビジネス類型の3年生24人が受講。地元の女性漁業者に特徴やレシピなどを教わり、試食して鯨食文化の奥深さ、継承の必要性を体感した。

JFみやぎ石巻地区支所女性部から江刺みゆき部長ら5人が来校。白衣姿で実習室に集まった生徒たちに自己紹介したあと、6グループに分かれて早速、調理に取り掛かった。
料理は「竜田揚げ」「春巻き」「中華風スープ」「炊き込みごはん」「刺身」の計5品。メンバーは各班を忙しく駆け回り、実演を交えてコツや手順を“熱血指導”した。

 生徒たちは「いろいろな料理が学べて勉強になった」「機会があれば挑戦したい」などと話した。

 江刺部長は「鯨食は石巻が誇る伝統文化。高価になってしまった今、若い世代に継承するには実際に調理して食べてもらうこと。きょうを機に、1人でも家で実践する子がいれば」と期待していた。

 宮城県水産高校では2007年から鯨食に関する特別授業を実施しており、今回は石巻魚市場から提供されたイワシクジラ5キロを使用した。[....]