キンメなどインド洋漁場にめど、第51開洋丸実証操業

2016年8月1日

南西インド洋で獲れた船凍品の見本を見る加工業者ら
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南西インド洋で獲れた船凍品の見本を見る加工業者ら

 国のがんばる漁業復興支援事業などの支援を受け建造した遠洋トロール船・第51開洋丸が実証事業期間で最後の南西インド洋操業を終えた。数量は計画の6割にとどまったが、7月26日に行われた入札では計画をはるかに上回る価格で取引された。運航する開洋漁業の河村桂吉社長は、9月からの自社操業について「採算ラインを超える見通しがついた」と語った。
 51開洋丸は被代船・第5天州丸が主漁場としていた天皇海山の漁獲圧を下げ、新たに西南インド洋漁場を開拓するため、平成26年8月から3か年で実証事業を進め、2年目からはインド洋操業を4航海に増やし、知見を集積。漁期の長期化と機器類の習熟もあり、漁獲量は2年目に約860トン、3年目の今期は約1160トンとなった。右肩上がりの漁獲実績で推移している。
 同日は4航海目で漁獲した船凍品約320トンが入札にかけられ、キンメの価格帯はキロ630~550円(ドレス)でまとまり、計画した平均単価380円を大きく上回った。
 河村社長は来期以降の本格操業は「これまでの成果が生かせる。大きな弾みになった」と総括した。[....]