カニ密漁に目光らす、京都府取締船「らくよう」に同乗

2017年12月18日

暗闇の中に出港する、らくよう

暗闇の中に出港する、らくよう

 日本海でズワイガニ漁が解禁される11月6日午前0時。に京都府宮津市の府水産事務所を訪ね、京都府漁業取締船・らくよう(60トン、高山邊佳彦船長)が操業監視に乗船させてもらった。
 らくようは軽合金製、ドイツのМTU社の水冷4サイクルV型単動直接噴射式ディーゼルで、ウォータージェットを推進装置とし巡航速力38ノット以上を誇る。午後7時45分月明りの港を出た。
 京都と兵庫県の境界と、福井県の境界で実施。25ノット程度でスピードが極めて速い。
 運航中も船員は双眼鏡を使い海上を注視。船舶自動識別装置(AIS)で船名表示されるもののほか、揺れる船の上で船体の登録番号などからも船名・登録府県名を明らかにして確認し記録を取っていく。記者も双眼鏡をのぞかせてもらったが、長時間双眼鏡を持ち漁船を確認し続けることは難しい。
 解禁時は陸から20キロほどの漁場に京都ほか、兵庫、福井の漁船約30隻が網入れの時間まで待機。水産庁の取締船なども監視にあたっていた。各漁船が午前0時に網入れ、操業を開始すると、それまで以上に張り詰めピリピリとした感じがこちらにまで伝わってきた。午前3時に帰港。同日の航続距離は約260キロ。かなりの疲労感があった
 その後を訪れズワイガニの初水揚げを取材したが、取締船が操業を支えていたなだと改めて感じた。[....]