オ海毛ガニ許容量1160トン、資源低迷8年ぶり減少

2017年2月6日

 3月から始まる今期のオホーツク海毛ガニかご漁の許容漁獲量は、前年比140トン減の1160トン(宗谷管内、オホーツク管内各580トン)と8年ぶりに減少することとなった。新規加入資源が減少傾向にあるため。2日に札幌市で行われたオホーツク海毛がに漁業協議会(安田順一会長)の全体会議で道が関係者に提示した。
 道立総合研究機構が昨年5~7月に宗谷、網走両海域で実施した資源調査では、漁獲対象となる甲長7㌢以上のオスの資源水準は前年と同じ「中水準」だったが、資源量指数は宗谷海域が前年比32%減、網走海域が18%減、全体で26%減と3年連続で減少した。
 このうち29年の新規加入群となる甲長7センチ台のオスの資源量指数は昭和44年以降で最も低くく、甲長7センチ未満のオスも極めて低水準だった。同試験場では「新規加入群は低迷している。できるだけ獲り残し資源を多くすることが重要」と指摘。新規加入資源の減少傾向は3年ほど前からみられ、近年の漁獲サイズの「大型偏重」につながっているとされた。
 道はこれを踏まえた今期の許容漁獲量を、漁業経営への影響や漁業者側からの要望も勘案して1160トンに設定。許容漁獲量は26年以降は3年連続1300トンが続いていたが、8年ぶりに減少に転じる。安田会長は「漁業経営は厳しい状況だが、この(許容)漁獲量を守り、次の世代に資源をつないでいくことが大事だ」と呼び掛けた。[....]