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オリジン・グリーンの国からPARTⅡ①/長官の戦略

2019年7月23日

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「日本は優先的な市場」と気さくに話すマッカシー長官

 水産物の約8割が、国家レベルで運用している食の持続可能性プログラム「Origin Green(オリジン・グリーン)」を実行しているアイルランド。水産経済新聞社は昨年11月に続いて今年5月にも水産企業のいくつかを訪れた。個々の企業が取り組むサステイナブルな生産を紹介する。

 世界市場でアイルランド産の食品や飲料などの需要拡大のための支援を行っているアイルランド食糧庁(Bord Bia〈ボードビア〉)は、2012年から食の持続可能性プログラム「オリジン・グリーン」を進めている。それらを先頭に立っているのがタラ・マッカシー・ボードビア長官だ。5月にブリュッセルで開催された「シーフード・エクスポ・グローバル」の会場で話を聞いた。

 「この7年間は国内の食品業界の人に対し、浸透させる活動を行ってきた。世界最大規模の水産専門展示会シーフード・エクスポにはアイルランドは初回から出展しており、ボードビアとしては9年目になる。対外的にオリジン・グリーンを大きく打ち出したのは初めて。今回はプロジェクトチームを組んで、実際に取り組む主要な生産者らに会場内で聞き取り調査を行い、その結果を得たのち、ベンチマーク(指標)として、次のステップにいくための戦略を立てたい」と話す。[....]