[1016]インド洋マグロ類委員会(IOTC)第20回年次会合の結果について

2016年6月30日

 今年5月23日から27日まで、フランス領のレユニオンにおいて開催されましたインド洋まぐろ類委員会(IOTC)第20回年次会合の結果についてお知らせします。会合には、日本、EU、韓国、中国、豪州、インドネシア、スリランカ、セイシェルなど26の加盟国・地域の参加があり、我が国からは、太田愼吾水産庁資源管理部審議官の他、水産庁、外務省、国立研究開発法人水産研究・教育機構などから関係者が出席しました。

 今回の会議では、科学委員会から資源状態が良好でないと指摘されたキハダに関して、ケニアが、

1 毎年1月から2月の間特定の区域を禁漁にするとともに、
2 キハダを漁獲するまき網船については2014年の漁獲量から25%削減し、
3 その他の漁法について、沿岸国以外の締約メンバーによる漁獲については14年の漁獲量から10%削減し、沿岸国について14年の漁獲量から増加させないことを提案しました。

 また、EUもキハダを含めた科学委員会から資源状態が良好でないとされた種を対象として、①1ヶ月間の禁漁または②14年レベルから漁獲量を20%削減することを柱とする保存管理措置を提案しました。

 我が国は、キハダの資源状況の悪化は最近3年間の大量かつ非持続的な漁獲によると科学委員会から報告されていること、我が国漁船によるキハダの漁獲量は11年と14年を比較した場合減少していることを指摘し、漁獲量の削減を行う場合には、当該期間に漁獲が増加した国と減少した国の間で差をつけるべきであると主張しました。

 提案を行ったEUおよびケニアを中心に関係国が協議を重ねた結果、17~19年の各国の漁獲量を、まき網については14年から15%、はえ縄については14年から10%削減することなどを定めた保存管理措置が採択されました。

 ただし、これらの措置は、14年のまき網・はえ縄の漁獲量がそれぞれ5000トンを超えた国に適用されるため、我が国は削減を求められません。

 次回年次会合については、17年にインドネシアで開催される予定です。

(水産庁国際課)