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インタビュー/和仁皓明下関くじら食文化を守る会会長

2019年7月31日

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「IWC脱退は科学データ蓄積中断で惜しい」と持論を語った和仁会長

 近代捕鯨発祥の地・山口県下関市で20年超にわたって活動する「下関くじら食文化を守る会」。郷土の文化人らによって設立され、次代へクジラ食文化を継承していこうと普及啓蒙(もう)を続けている。商業捕鯨再開にあたって会長を務める和仁皓明氏に話を聞いた。

 ◆和仁会長/私自身はもともと門外漢だったが、会長になって18年。下関はかつて大洋漁業㈱(現在のマルハニチロ㈱)の捕鯨基地だったが、同社が捕鯨事業から撤退後も調査捕鯨事業に携わる人が多く生活してきた。反捕鯨団体の活動などもあって、何か後ろめたい空気が感じられ始めたのを残念に思い、胸を張ってクジラを獲り、感謝してクジラを食べようと取り組んできた

 昨年9月には私自身もブラジル・フロリアノポリスのIWC総会に行った。研究者の立場から、脱退はしない方がいいと提言した。日本は長年にわたって南極海での鯨類調査を継続実施してきており、脱退で致死的調査ができなくなり、これまで蓄積してきたデータが途切れてしまうのは非常に惜しいと考えた。メリット、デメリットはプラスマイナスゼロと考える。国際法上の制約はあるが、日本は世界第6位の排他的経済水域(EEZ)をもつことに加え、商業捕鯨で行動の自由度は大きくなった。[....]