イワシ高付加価値化など構造改革で活力、水政審論議

2016年9月20日

活力ある漁業・養殖業の確立を論議した水政審企画部会

 水産庁は16日、都内で水産政策審議会企画部会を開き、次期水産基本計画の柱となる「活力ある漁業・養殖業の確立」のための方針について審議した。沿岸、沖合、遠洋、内水面各漁業や養殖業が抱える課題の解決に向けた今後の施策や具体的な取り組みなどが示された。
 沖合漁業では、近年サバ、マイワシの資源が増加傾向にあり特にマイワシは今後大幅に資源が増加すると見込まれることから、これまで飼料向けが主体だったものを国内の鮮魚販売や輸出など、付加価値向上を目指した操業・水揚げ体制整備の支援に力を入れる。具体的には、高機能運搬船の導入や、運搬船の共同利用などを進め、運搬、加工、流通、販売、輸出を含めた包括的な構造改革を推進する。
 遠洋漁業では、船舶職員が不足に対応し、資格取得者の確保・育成の取り組みへの支援を強化。海外漁場確保のための海外漁業協力の推進のほか、労働環境を国際基準に適合するよう改善し、これまで3Kと呼ばれた環境からの脱却も目指していく。
 沿岸漁業では、浜の活力再生プラン、広域プランの策定と地域ごとの特性を生かし、水産多面的機能発揮対策交付金のような地域政策的施策を実施。地域や漁村を一体とした課題解決を進める。
 海面養殖業では、天然資源や漁場環境への負荷の少ない養殖を推進。漁場環境維持、改善を進める。[....]