イカ飯ノウハウで「魚めし」、函館のエビスパック

2019年6月20日

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商談会でも注目を集めた「焼きさんまめし」と「焼きいわしめし」

 函館市の水産加工業者㈱エビスパック(対馬正樹社長)は主力のイカ飯のノウハウを活用した「焼きさんまめし」「焼きいわしめし」を売り出した。イカの原料事情の悪化を受けて開発。道産のサンマ、国産のイワシをそれぞれドレスに処理。腹に道産うるち米ともち米を詰めて焼いたうえでレトルト処理した。調味液には同社が誇るイカ飯のタレと同じものを使用、味わい深い「魚めし」に仕立てた。

 同社は1978年に設立後、80年からイカ飯を発売。以来、ほぼイカ飯一本を主軸に事業を展開してきたという。しかし、主原料のスルメイカは2015年ごろから地元・函館はもとより、道内、国内全般で漁獲が低迷。魚価は「異常」ともされる高水準に達し、仕入れ環境が悪化した。

 この打開策として開発したのが今回の2商品。対馬社長は「イワシ明太から着想を得た。コメを(イカなどに)詰めるのは得意なので、作ってみた」と背景を話す。昨年に完成させ、今年1月から本格発売。今月、札幌市で行われた全国から流通バイヤーが集まる「北海道産品取引商談会」にも出品し、注目を集めた。現在はJR函館駅の売店で土産などとして販売している。小売価格はサンマが380円(税抜き)、イワシが350円。[....]