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イカ苦境打開へ生産と加工初協議、安定供給へ認識共有

2017年7月4日

 イカの安定供給に向けた協議会が6月30日、水産庁で開かれた。生産者団体、加工関係団体、研究者、行政担当者ら約30人が出席し情報を共有。生産側は中国・北朝鮮船による違法操業対策を、加工側は原料高騰を背景に輸入枠の早急な追加を求めた。昨年の国内のスルメイカ生産は約6万トンと30年ぶりの大不漁。海外産も軒並み不漁に見舞われ加工業者は原料確保に苦しんでいる。こうした事情を背景に水産庁が生産者団体と加工関連団体による意見交換の場を初めて設けた。

 生産側は不漁に加え、大和堆漁場(日本海中央部)における中国船・北朝鮮船による違法操業を報告。「今年の漁でも、北朝鮮船が流し網で操業し日本船の集魚灯で集めたイカを横取りしている。網が漁具に絡むなどして危険であり、漁業者から苦情がきている」(川口恭一全国いか釣り漁業協会会長)。

 加工側は世界的不漁で原料が高騰し、工場の稼働率を落とすなど非常に厳しい経営に追い込まれている。「輸入枠さえあれば必死に原料を探す。枠の追加が必要」(全国いか加工業協同組合の野々山浩専務)などと訴えた。[....]