イカ回復見込めず「昨年並みの不漁」、水産機構が予測

2017年7月24日

 水産研究・教育機構は20日、スルメイカの長期漁況予報を公表した。日本海は昨年並み、太平洋は昨年並み-昨年を下回るとの見通し。昨年は国内生産量が約6万3000トンと、約30年ぶりの大不漁を記録しており、今年も引き続き供給量不足、価格高騰の状況が続きそうだ。
 日本海では6月下旬-7月上旬に漁場一斉調査をした結果、漁獲される秋季発生系群の来遊量は、不漁だった前年並みで、予報期間(8~12月)は過去5年(12~16年)の平均を下回ると予測。
 海域別にみると、道北・道央では、期間前半に前年および近年平均並み。道南・津軽では前年並み。
 太平洋で漁獲される冬季発生系群は、漁場の一斉調査を実施の結果「今年の分布密度は昨年に比べ、全体的に低下していた。沖合よりも沿岸で密度が高かった」(同)という。
 一方、中型イカ釣り船が北太平洋で生産した船凍アカイカの初入札が21日、八戸魚市場で行われた。原料在庫が薄い中、価格は平均で5000円(10キロ当たり)を超す堅調スタートとなった。[....]