アワビ4年輪採で大きく育て初水揚げ、JF東安房漁協

2019年9月3日

大型アワビの増産に笑みを浮かべる白浜あま連の会員

 千葉県南房総市のJF東安房漁協白浜町あま連絡協議会(白浜あま連)は1日、クロアワビの収益向上を目的にした「4年輪採」の初水揚げを行った。稚貝放流後の禁漁期間を、現行の3年から4年に伸ばしたことにより、殻長が12センチ以下の漁獲禁止個体は極端に少なく、大部分が出荷対象になった。関係者は「1年我慢したかいがあった」と、好成果に胸をなで下ろしている。

 輪採はアワビが着定しやすく、隠れ場所に最適なコンクリート平板を海底に組み上げた複数の漁場を1区画とする。1年に1漁場ずつアワビ稚貝を放流し、3年輪採なら3年の禁漁期間を終えた順に漁獲、再び放流し3年後に漁獲-を繰り返す。効率的なアワビの増産システムとして、普及した。 だが近年は、出荷できない12センチ以下の「寸足らず」の多さが課題に挙がった。そこで白浜あま連は、プラス1年の成長を見込む4年輪採の実施を決断した。会員によると、「型の揃った大型貝は札が入りやすい」(関係者)ことから、収益の増加が見込める好結果が得られた [....]